WebSig1日学校2012 終了報告・フォローアップページ

WebSig1日学校のフォローアップコンテンツをお知らせします。(最終更新日2012年11月8日)

実行委員長 和田 嘉弘 終了報告

代表の和田です。WebSig1日学校2012が10月6日(土)に盛況のうちに終了しました。

例年なのですが、週末、朝早い、(多くの方にとっては遠い会場)にも関わらず、今回も約90%の非常に高い参加率でした。

改めてありがとうございます。

 

Twitterのタイムラインを見ている限り刺激を受けて頂けたのかと思いますが、開校からしつこく話させて頂いた、WebSig1日学校のコンセプトである「TIPSではなく、長く使えるモノの見方、考え方」、今回のキーワード「温故知新」の気づきはあったでしょうか。皆さんの感想をぜひお待ちしています。(書いて頂けたらぜひハッシュタグ#websig1dsにてお知らせください)

 

本終了報告ページでは当日の資料公開、先生からのひとこと、アンケート集計結果などをご紹介していきます。

もう暫くお付き合いくださいませ。

 

ご参加頂いた皆さん、ご多忙の中、登壇頂いた先生方、多くのボランティアスタッフの皆さん、モデレーターの皆さんありがとうございました。

アンケートにも書かせていただきましたが、WebSig1日学校を含め、WebSig24/7は有志で運営されています。なにか一緒にやりたいということがあればぜひご連絡ください。

 

WebSig1日学校2012実行委員長 和田 嘉弘

先生からのひとこと(12/10/16追加)

生活・社会クラス / 東 浩紀(あずま ひろき)

WebSigってなに……?というところからの参加でしたが、聴講生のみなさんの反応がよく、心地よい時間を過ごさせていただきました。


ぼくの講義では、「一般意志2.0」という拙著を下敷きに、熟議に代表される「話し合い」のプロセスとビッグデータを利用した集合知的なプロセスのどちらが民主主義にふさわしいのか、という話をさせていただきました。


人文思想系の読者さんのまえで話すと「そりゃ集合知なんて使えないに決まってるだろ」というかたが多いのでなかなか肝心の問題に入れないのですが、今回はそこはさっくりとクリアできたので、たいへんに話しやすかったです。さすがWebSig!


またみなさんにお会いできる日を楽しみにしております。

 

生活・社会クラス / 株式会社ロフトワーク 代表取締役 林 千晶(はやし ちあき)

八王子の廃校リノベーションという異空間。校門をくぐった瞬間に、まだ出会ってない仲間と新しい発想で未来について考えられる喜びにワクワクしました。


私に与えられたテーマは「個」。


自分を把握するときに「私の強みはなんだろう?」と内向きの思考を始めると、チルチルとミチルの青い鳥を探す旅と同じ。それよりも外に目を向け、自分の周りにいる大好きな仲間との関係や、自分が関わっている様々な活動をあわらしたネットワーク全体が「個」なのではないか。そんな気持ちでワークショップを開催しました。


ネットワークが会社オンリーの男性、家族や友人・前の職場との関係を上手に紡いでいる女性など、描く中身は人それぞれ。でも参加者の9割が「ネットワーク図のほうが自分を説明しやすかった」と答えてくれました。


自分の可能性は、自分のまわりに驚くほど広がっていること。そんなCo-Creationのワクワクを感じてもらえたようで嬉しいです。そしてWebSig一日学校を通じて、私にも大切なひとつのネットワークが加わりました。

 

生活・社会クラス / 荒井 尚英(Naohide Ray. Arai)

「海外ではこう、アジア各国ってこんなだよ」って、唐突ですよね。でも、ひたひたといろんな影響が足元に及びつつある事も事実なので、私自身が直接見て・聞いて・かかわった事から皆さんと共有できる部分をお話させていただきました。

いろいろと話をしましたが、いずれにしても私としても自分に言い聞かせているようなものです。

強い者ではなく、変化出来る者が生き残る、というのをココロに刻んで流動的な社会で変化を楽しんで仕事・生活が出来ればイイナと改めて思いました。
皆さん、またお会いしましょう!

 

ものづくりクラス / 株式会社アンティー・ファクトリー 代表取締役 中川 直樹(なかがわ なおき)

もともとWebデザインは「インターフェース」と「コンテンツ」の2軸で考えれば充分でしたが、生活の道具(ツール)としての重要度が増すにつれ、UX(人の体験・行動)の概念がクローズアップされるようになりました。


そして、時代の流れとともに、世の中のあらゆる仕組みがWeb化され、今や、生活、世の中の仕組みをデザインすることまでが、Web制作従事者に求められてきていたりと、考えれば考えるほど、携われば携わるほど、その可能性にワクワクするのと同時に、とんでもないとこに足をつっこんでしまった!という、ビビリを感じたり。笑


けど、この業界にいる事に、お互い喜びと誇りを持ち、明日のために一緒にがんばりましょうね!

 

ものづくりクラス / 777interactive 福田敏也(ふくだ としや)

初めての「1日学校」登壇。


久々に小学校に足を踏み入れ、小学生だった頃の内なるザワザワが甦り、不思議な気持ちで授業をしました。テクノロジーとドラえもんの間。おかしなタイトルではありましたが、トリプルセブンインタラクティブという会社が、この10年弱の間に追い求めていたことの本質であり、この授業機会を通じて改めて確認する機会となりました。


変化の激しい時代になればなるほど、変わらないものへの向き合いと変わり続けるものとの関わりを上手にあわせていくことが重要になります。授業を聴いていただいた皆さんには、皆さんなりの解釈でテクノロジーとドラえもんの間を考えていただければと思います。

 

ものづくりクラス / 株式会社バスキュール 朴 正義(ぼく まさよし)

先日の授業は、時間の許す限り、うちの葛藤&チャレンジ話をダラダラと展開するという、そもそも授業として成立していない内容だったと自覚していますが、ものづくりコースを選んだ方であれば、社会科見学的なものとして何らかの刺激にしてもらえたはずと勝手に開き直っています。


今後も、ものづくりに励んでいく方であれば、自分を客観的に評価できる視点を手に入れるべく、どんな状況に直面しても前進できる指針を手に入れるべく、「自分に対してものづくりにおけるルールを課す」という作業をまずやっておくことが大切だと思います。ストイックな作業ではありますが、基本システムの適当なゲームがつまらないのと同じだったりするので、ここにこそ最高のクリエイティブをかましてください!

 

ビジネスクラス / 鈴木 由歌利(すずき ゆかり)

職種・大小に関わらず、なんらかを提供し、その代価にお金を頂く商売の基本は「ひと」です。その「ひと」の持つ愛と熱が共感を呼び、笑顔を伴った商いとして成立します。忘れないでくださいね、「愛と熱」は本人からはもとより、数行のメール、コピー、写真、チラシ、WEBなど、どこからでも感じとれるものです(愛の不在もまたしかり)。顧客は商品を買うのではなく、その「ひと」を買っているのだということを忘れないでくださいね。
その、選ばれる「ひと」になるために必要な旗がブランド、提供したい価値はなんなのか。視点・視座・視野を変えてみると見えてくるものが必ずあります。

秋晴れの一日。卒業して以来、はじめて足を踏み入れた小学校。小さな教室での一時間は、どこか不思議でとても楽しい時間でした。緑と空気感、ロケーション、受講者とスタッフのみなさんの本気度合と真剣さ、お腹いっぱいにごちそうさまでした。心から美味しかったよ!

授業資料公開(12/10/16追加)

生活・社会クラス / 株式会社ロフトワーク 代表取締役 林 千晶(はやし ちあき)

20121005_websig from Chiaki Hayashi

 

ものづくりクラス / 株式会社アンティー・ファクトリー 代表取締役 中川 直樹(なかがわ なおき)

'Design thinking' for web design from Naoki Nakagawa

 

ものづくりクラス / 777interactive 福田敏也(ふくだ としや)

20121006 WebSig1日学校2012_ものづくりクラス_福田先生 from websig

 

ビジネスクラス / 鈴木 由歌利(すずき ゆかり)

20121006 WebSig1日学校2012_ビジネスクラス_鈴木先生 from websig

 

togetter

WebSig1日学校2012のハッシュタグ「#websig1ds」宛に沢山のツイート頂きました。Twitterをまとめました。臨場感あふれる内容です。ぜひ、ご覧下さい。

2012年10月6日(土)
デジタルハリウッド大学八王子制作スタジオ
(旧三本松小学校)

協力

リンクキット

リンクキットページへ