先生紹介

WebSig1日学校2011のユニークな先生陣とアジェンダをご紹介致します。

算数

写真:株式会社ゼロスタート / 山崎 徳之(やまざき のりゆき)

株式会社ゼロスタート / 山崎 徳之(やまざき のりゆき)
サーバサイドエンジニアのための算数

プロフィール

ゼロスタート代表取締役社長。
元ライブドア代表取締役。インフラエヴァンジェリスト。
エンジニアの育成を長年のテーマとしてずっと試行錯誤中。
需給のミスマッチを解消していくのが当面の目標。

授業内容

サーバサイドの方程式

1.定理を覚える

まずは先人の蓄積した定理を覚えて活用しましょう
ex. 同時処理数を上げる方法→同期を非同期にする

2.関数を作る

経験を踏まえて状況に応じた独自の関数を作っていきましょう
ex. Webの同時接続数を増やす→ノンブロッキング(非同期)にする

3.解を求める

上記を活用して個々のケースの最適解を求めていきましょう
ex. 動的なWebサーバの処理能力を上げたい→同時接続数を増やす、処理時間を短くする→個々の関数を適用

写真:日本マイクロソフト株式会社 UXエバンジェリスト / 春日井 良隆 (かすがい よしたか)

日本マイクロソフト株式会社 UXエバンジェリスト / 春日井 良隆 (かすがい よしたか)
フロントエンドエンジニアのための算数

プロフィール

岐阜大学を卒業後、大沢商会を経て、アドビ システムズに入社。After EffectsやPremiereといったビデオ編集ツールのマーケティング一筋の 10 年を過ごす中で、マクロメディアとの合併後には Flash のビジネスにも関わる。2007年1月、Expressionのプロダクトマネージャーとして、マイクロソフトに入社。その後、Silverlightのプロダクトマネージャーを兼務し、両製品のマーケティングを統括する。2009年7月、エバンジェリスト部門に異動。ユーザーエクスペリエンス (UX) そのものと、その中核技術であるSilverlightとInternet Explorer、HTML5を担当。小学校と中学校の教員免許ホルダー。

授業内容

HTML5とはなにか?

厳密にはW3Cが策定しているHTMLの5回目の改訂版ですが、そのW3CがHTML5のロゴを発表した際に、関連する技術にアイコンをつけて分類したように、現在では様々なAPIやCSS3、Webフォントなどを含めた、次世代のWeb標準技術の総称として使われています。

そのHTML5によってWeb、あるいはITはどう変わっていくのか?そのとき、いまHTML4.01とCSS2.1でマークアップしているデザイナーやデベロッパーはどうしたらいいのか?

HTML5が生まれてきた過程を踏まえながら、企業の中の人として、マイクロソフトを初めとするIT企業がHTML5にどう関わっていて、どうしようとしているのかを主観80%でお話します。

目の前の制作の仕事が忙しすぎて、明日のことを追い切れていない人向き。

写真:佐藤 好彦(さとう よしひこ)

東京造形大学非常勤講師 / 佐藤 好彦(さとう よしひこ)
デザイナーのための算数

プロフィール

WEBデザイナー、グラフィックデザイナー。東京造形大学非常勤講師。
PR会社勤務の後、1994年よりフリー。WEBなどのメディアのデザインやプランニング、コンサルティングを中心に、デザインやWEB制作技術関連の書籍や雑誌の執筆も手がけている。2003年より7年間に渡って、『WebCreators』誌にて「WEBレイアウトのネタ帖」「WEBデザインアイデアラボ」を連載。著書に『デザインの教室手を動かして学ぶデザイントレーニング』『ウェブサイト制作のワークフローと基礎技術』など。その他共著多数。

8月に最新刊『デザインの授業 目で見て学ぶデザインの構成術』が発売された。

授業内容

歴史を学ぶ時には、

わたしたちは、歴史的な瞬間を体験したり、

歴史上の人物から直接に話を聞くことはできません。

誰かの残した文献や研究結果を元にするしか、

事実を知ることはできません。

しかし、算数・数学は、

すべてを自分のなかで体験することができます。

基礎の部分からはじめて、

自分自身で答えを導きだすことができます。

算数・数学で重要なのは、答えよりもむしろ

答えに至るまでの考え方です。


何かを学ぶときは、この2つの方法の両方ともが必要です。

先人の残した結果を学ぶことは、

ノウハウを得るうえでとても重要なことです。

しかし、それだけでは、新しいものを生み出すことはできません。

基礎の部分、根本的なところから自分自身で考える力をつけることで、

新たな、未知の課題に対する答えを見いだすことができるようになります。

わたしたちが向き合っているのは、

常に、新しい、未知の課題なのです。


デザインの歴史のなかで、

創作における思考の根本的な部分まで問い直されたというのは、

1910年代のロシアで生まれたロシア構成主義から

バウハウスの頃ではないかと思います。

デザインというもののあり方を根本から見直すことで

それ以前のデザインとは違った価値観の表現が生まれてきました。

この頃に生まれてきた、幾何学的な造形を使った表現は、

グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、建築といった分野で、

現在にいたるまで、重要な役割を担い続けています。

そこには視覚的な表現を、できるだけシンプルな造形にまとめあげ、

そこに美的な価値を生み出していくという、一貫した考え方があります。

この頃のデザインを見直しつつも、

さらに、この頃考えられていた幾何学的構成について、

自分自身で考え直してみるということは、

現在に生きるデザインを考えるうえでも、

意義のあることと思います。


今回の授業では、

  • できるだけ根本的な部分にさかのぼって考える
  • デザインにおける幾何学的な構成の意義と効果を考える

という二つの意味で、

デザインを算数・数学的な視点から

見直してみたいと思います。


といっても、難しく考えるのではなく、

目で見、身体で感じられる授業にしたいと考えています。

写真:AR三兄弟 / 川田 十夢(かわだ とむ)

AR三兄弟 / 川田 十夢(かわだ とむ)
ディレクター・プロデューサーのための算数

プロフィール

AR三兄弟長男。
1976年生まれ、熊本県出身。大学卒業後、メーカ系列会社に就職し、自社Web広告のトータルデザイン、全世界で機能する部品発注システム、ミシンとネットをつなぐ特許技術発案、AdobeRecordsインタラクティブアート部門最優秀賞+ミュージッククリップ部門 優秀賞をダブル受賞する。2010年5月、未来開発プロダクションALTERNATIVEDESIGN++として独立、自ら考案したAR三兄弟の長男として、マスメディアや物語の拡張など、奥行きのある活躍を続けている。

授業内容

「言葉の算数~逆算でうっかり未来を導く方法~」
  • 僕らにとって知っておくべき言葉の算数
  • 言葉に潜む単位(長さ・角度・重み・速さ・時間・面積)
  • 言葉を知った上で組み合わせる
  • 奥行きのあるアイデアって何だろう
  • 逆算して自分の未来をしっかり導いてみよう
写真:アドビシステムズ株式会社 / 安西 敬介(あんざい けいすけ)

アドビシステムズ株式会社 / 安西 敬介(あんざい けいすけ)
Web担当者のための算数

プロフィール

2001年に国内大手航空会社のシステム子会社に入社後、システムエンジニアとして予解約システムの開発、予約フロー設計に携わったのち、コンテンツディレクターとしてサイトリニューアルなどを手掛けた。その後は、同社内のマーケティング戦略立案支援やウェブ解析の導入や活用促進に携わった。オムニチュアへは2008年に入社。エンドユーザーとしての経験を活かし、現在は企業のオンラインマーケティングを成功に導くためのコンサルティング業務を担当している。2009年アドビシステムズによる買収にともない現職。また、業界専門媒体などで積極的に執筆活動も展開している。学習院大学法学部卒。

授業内容

企業が求めるスキルとは

企業が求めるジェネラリストととしての立場、スペシャリストとしての立場について改めて考えながら、Web担当者の面白さ、何をしていくのかについて考えていきたいと思います。その方向性としてのスキルについて考えながら、触れていきたいと思います。

サイトの因数分解
  • サイトを分解、組み合わせ、拡張する
  • 型を利用しながら拡張する

国語

写真:ロックユーアジア株式会社 / 石塚 亮(いしづか りょう)

ロックユーアジア株式会社 / 石塚 亮(いしづか りょう)
サーバサイドエンジニアのための国語

プロフィール

ロックユーアジア株式会社COO。
14歳の時に米国ボストンに渡り、以降15年近くを米国で過ごす。

2006年に大学時代の友人他数名とRockYou!を設立。

RockYou!ではチーフアーキテクトとして、4年間で月間200億PVを超えるほどに急成長したサービスのインフラを創業時から支え続ける。

2008年のロックユーアジア設立以来、エバンジェリストとして日本とアメリカの架け橋となる。

2010年7月より日本に戻りロックユーアジアのCOOに就任。

米ジョンズホプキンス大学卒。

授業内容

専門家を目指すべきなのかジェネラリストを目指すべきなのか

今回の授業ではどういったキャリアパスを描くのがいいのか、僕から皆にレクチャーするのではなく、ディスカッションを通じて皆で考えていければと思っています。

トピック
  • ジェネラリストと専門家、どっちを目指す?
  • 技術以外のスキル(マネジメント、営業、語学、etc)はどれほど必要?
  • 自社サービス系と受託系の会社で違いはあるか?

参考として自分がこれまで日米で受託系、サービス系の企業でエンジニアとして働いてきた時に知り合ったエンジニアたちのキャリアを紹介して行きます。

写真:株式会社ピクセルグリッド / 中村 享介(なかむら きょうすけ)

株式会社ピクセルグリッド 代表取締役 フロントエンド・エンジニア
中村 享介(なかむら きょうすけ)
フロントエンドエンジニアのための国語

プロフィール

デザイン事務所のWebデザイナー、Web制作会社のWebディレクター、フリーランスのFlash・JavaScriptエンジニアを経て、株式会社ピクセルグリッドを設立。

JavaScriptを中心にHTML5、CSS3といった新しい技術を駆使したウェブサイト制作やスマートフォン、タブレット向けウェブサイト/アプリ制作を得意とする。会社経営・制作のほかにも講演、講師、執筆など幅広く活動している。

主な著書に『WebクリエイティブのためのDOM Scripting』。

授業内容

<career>
  • キャリアパスとは?
  • なぜキャリアがひつようなのか?
  • マークアップエンジニアからのキャリアパス
  • キャリアに必要なスキルとその分類
  • 今マークアップエンジニア/フロントエンドエンジニアをしている人の未来を考える
写真:さかい とわこ

さかい とわこ
デザイナーのための国語

プロフィール

1970年生まれ。神奈川県藤沢市出身
印刷、デザインプロダクションを経て
1998年株式会社キノトロープ入社
2011年株式会社キノトロープ退社
現在、Web系のサービスを開発中

授業内容

いま25才のデザイナーが40才になったら?
もしWebデザイナーからWebがなくなったら?
いつもとはちがう高さと視点で自分とデザインをリセットしてみると
たくさん気付きにであえるはず。

Webとデザイナーの近未来

10年後のデザインとデザイナーはどうなっているのかを考えてみる

  • 変わるWebデザイン
  • Webサービスやモバイルの新潮流
  • 創職とデザインのマーケット
デザイナーのキャリアパスについて

デザイナーにはこの先どんな選択があるのか考えてみる

  • 会社に所属vsフリー
  • パーソナルワークvsチームワーク
  • マネージャーvsスペシャリスト
  • 受託vs自社サービス
Webとデザイナーの近未来

デザインの実スキルをアップするための行動を考えてみる

  • 企画にチャレンジして鍛える
  • コンペティションで鍛える
  • 人に教えて、人に教わって鍛える

自分を変えるための3つのライフハック

  • 使う時間を変える
  • 場所を変える
  • つきあう人を変える
写真:小泉 望聖

イメージソース・ノングリッド取締役 プロデューサー
小泉 望聖(こいずみ もうせ)
ディレクター・プロデューサーのための国語

プロフィール

東京都出身。某新聞社政治部~ブラジルの農場など世界50カ国以上流れ流れてこの業界へ。気がつけば業界の古株に。株式会社イメージソース創業メンバー、現イメージソース・ノングリッド取締役/プロデューサー。国内外の企業ブランディングやキャンペーンなどに携わる傍ら,エコイベントの企画やオリジナルコンテンツの開発など幅広く活動。代表的なプロジェクトは「Mr.Children SENSE」「LAST GUY EVERYWHERE」「渋谷ハチ公前クリーンエネルギー実証実験」など。Good Design, TIAA, Yahoo creative award, One show Interactive , London International Awards, CLIO Awards, NewYork Festival, Webby Awards, Asia Pacific Advertising Festival, 等受賞多数。

授業内容

  • 自分の仕事をつくろう
  • 狭き門から入れ
  • こんな人がいたらいいな
写真:小泉 望聖

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC) 広報部
竹森 賢司(たけもり けんじ)
武藤 由紀(むとう ゆき)
Web担当者のための国語

プロフィール

竹森 賢司 (たけもり けんじ)

1997年CTC入社。営業職として大手通信キャリアや教育機関などを担当。2004年営業企画部を経てエンタープライズシステム事業内の統括部署に移り、マーケットコミュニケーション担当としてユーザーの立場でWeb運営を行う。2008年広報部に異動。ER担当として社内報編集長を兼務しながらWebを担当。2011年よりWebマスター。

武藤 由紀(むとう ゆき)

インターネットプロバイダ勤務を経て、1999年にネットベンチャーを起業。その後CTCにWebマスターとして転職。8年間のWebマスター時代に経営統合に伴うWeb統合、全社CMS導入に携わる。プロジェクト経験を体系化すべくPMP(Project Management Professional)を取得。現在は同じ広報部内で報道・マスコミ対応に従事。

授業内容

講演タイトル「通過点としてのWebマスター」

本授業は、うっかりWebマスターになってしまった社員と、Webマスターをステップに新たなキャリアに向かう社員が経験談を語ります。

サラリーマンたる者、一生をWebマスターで過ごすことは多くありません。会社人生の中で、Webマスターを経験するということはどのような意味があるのでしょうか?現役と前任が、それぞれの立場でWebマスターという仕事を見つめます。

  • 苦悩するWebマスター
  • 後継者を探せ!
  • Webマスターになったら
  • Webマスターを卒業して
  • 皆さんへのメッセージ

選択授業

写真:株式会社ジェネシックス / 上杉 隆史(うえすぎ たかし)

株式会社ジェネシックス / 上杉 隆史(うえすぎ たかし)
非サーバサイドエンジニアのための選択授業

プロフィール

大学時代に受けたインターネットの衝撃からエンジニアを志す。CyberAgent、ECナビを経て2010年5月、6人の仲間とともにECナビスマートフォンアプリ開発専門子会社「ジェネシックス」を立ち上げる。プログラミングはもちろん,UXを考慮したアジャイルな開発プロセスの構築にも奮闘中。実はバンドマンでもある。ジャーナリスト上杉隆とは別の人。

授業内容

最強のジェネラリスト戦略

Webに関わる方々が、サーバサイドの技術に興味を持つことは素晴らしいことです。

どれほど素晴らしいのか?
本講義では、その可能性を明らかにします。

しかし、今までの経験、専門分野外のことを始めるのは敷居が高い。

サーバサイドの技術に近づくための、勇気を与えられればと思います。
明日の自分を作るのは、今日の自分です!

一緒に考え抜きましょう!

  • チームで働く
  • Web制作・開発の課題
  • 課題解決のために
  • ジェネラリストの意義
  • サーバサイド以外の人がサーバサイドの技術を持つメリット
  • 新しいことを始める
  • サーバサイドエンジニアが気をつけていること
  • やってみよう!!
写真:千貫りこ(せんがん りこ)

千貫りこ(せんがん りこ)
非フロントエンドエンジニアのための選択授業

プロフィール

フリーランスのWebクリエイター。某企業におけるWeb担当者として4年間、その後転職したWeb制作会社にてMEとして4年間勤務した後、2005年に独立。小~中規模サイトの企画・制作業務の他、書籍・雑誌記事の執筆、セミナー講師などに従事。現在、ロクナナワークショップ、m-schoolにて講座を開講中。近著に『プロのWebクリエイターになるための教科書』(毎日コミュニケーションズ)など。

授業内容

フロントエンドエンジニアが考えるnot at allなWeb制作

Webサイト制作において、最終工程でようやく出番を迎えることが多いフロントエンドエンジニア。

彼らの多くは

  • 上流工程からのしわよせによる徹夜
  • 新技術を追い続けるプレッシャー
  • CSSハック

と闘いながら、日々を過ごしています。

そしてあるときふと立ち止まり、思うのです。
「自分の仕事ってなんだろう?」
「デザインカンプを1pxのズレも許さず再現することだけが自分の価値なの?」

この授業では、フロントエンドエンジニアの仕事をもう一度見直し、フロントエンドエンジニアの仕事を通して「これからのWebサイトのカタチ」について考えます。

あなたのチームのフロントエンドエンジニアをいじけさせないためにも(笑)、どうぞご参加ください。

  • フロントエンドエンジニアの仕事って?
  • フロントエンドエンジニア受難の時代!?
  • フロントエンドエンジニアという職種の視点から、これからのWebサイトのカタチを考える
  • チームのみなさんへ
写真:長谷川 恭久

長谷川 恭久 (はせがわやすひさ)
非デザイナーのための選択授業

プロフィール

デザインやコンサルティングを通じてWebの仕事に携わる活動家。 アメリカの大学にてビジュアルコミュニケーションを専攻後、マルチメディア関連の制作会社に在籍。日本に帰国後、数々の制作会社や企業とコラボレーションを続け、現在はフリーで活動。

自身のブログとポッドキャストではWebとデザインをキーワードに情報発信をしているだけでなく、各地でWebに関するさまざまなトピックで講演を行ったり、多数の雑誌で執筆に携わる。

著書に『スタイルシート・スタイルブック』『Web Designer 2.0』など。

授業内容

デザイン視点のコミュニケーション術

デザイナーといえば、UI やデコレーションなど表層的な部分を視覚化できるエキスパートというイメージが先行することから絵が描ける人、美術的センスが高い人と思っている方は少なくないと思います。

デザイナーは確かに Photoshop や Illustrator といったグラフィカルツールを使いこなしたり、CSS だけで美しい見た目をつくりあげることが出来ます。しかしそこだけがデザインではありませんし、人・オブジェクト・ネットワーク・社会がより密接になってきた現在においてデザイナーだけがデザインを考えるには荷が重過ぎる状態になってきています。

開発者やマーケッターといった他の役職の視点からデザインを提案することが出来ます。デザイナー以外の方達のデザイン提案がエンドプロダクトにおいて重要な役割を果たすことが多々あります。

デザインをする人として、プロジェクトメンバーやクライアントとどのようにコミュニケーションをとればデザイナーと呼ばれている方達の仕事の領域を尊重しつつ、いかにしてデザインについて語り合うことが出来るのでしょうか。

今授業では、現在のデザインの役割をおさらいし、デザイナー以外が参加すべきデザインについてを解説。そして、コミュニケーションをとるためのヒントを幾つか紹介します。

写真:ビーコン コミュニケーションズ株式会社 / 本多忠房

ビーコン コミュニケーションズ株式会社 / 本多忠房(ほんだ ただふさ)
非ディレクター・プロデューサーのための選択授業

プロフィール

beacon communications k.k. Senior Digital Strategist.

1978年生まれ。上智大学法学部出身。大学在学中にフリーのWebデザイナーとしてキャリアを開始。ヤフー株式会社検索プロジェクトを経て、2005年から株式会社サイバーエージェント。広告代理部門のマネージャー、局長を経験後、エグゼクティブプランナーとして事業戦略、ブランディング戦略などを多数のナショナルクライアント向けに構築。その後新規事業開発担当、外資系飲料メーカーへの出向を終え2011年4月より現職。

デジタルハリウッド大学大学院専任准教授、デジタルハリウッド大学客員教授を兼任中。

授業内容

エンジニア、デザイナーなあなたへの、私からのラブレター。

エンジニアのあなたへ。

いつもいつも、「今っぽい」っていう理由だけでHTML5での実装を強要するクライアントを仕切れなくてごめんなさい。IE対応めんどいですよね、わかります。あと、うっかりデスマになったとき、レッドブルを買ってくることくらいしかできません。合コンは我慢しますので許して下さい……。

デザイナーのあなたへ。

いつもいつも、「もっとバーンっと迫力出して」とか言ってごめんなさい。お前は長嶋茂雄かっていう話ですよね。かと思えば小姑のように「1ピクセル削って」とか、ごめんなさい。「目視で分かんねーだろ」って、はい、仰るとおりです……。

Web担当者のあなたへ。

いやー、やっぱりHTML5ですよね! トレンド大事ですいやほんとに。了解です!エンジニアに言ってすぐやります。あとデザインですよね!キービジュアルはやっぱり迫力ですよね! わかりました、バーンっと迫力出しつつ、細部にもこだわってヘッダは1ピクセル削る感じで了解しました!明日またご連絡します!

……。

こんな悲劇を産まないために、みなさんにお伝えしたい事があります。1つだけ言えること、大切なのは「愛」です。きっと。

※当日は割と真面目に話します。当日は割と真面目に話します。以下の内容を予定しています。

  • 「チーム」で働くということの意義
  • クライアントとはどういう生き物なのか
  • ビジネスゴールとクリエイティビティ
  • 遭遇→衝突→融合→発展
  • ハイレベルな妥協
  • スキルを「ずらして」目標に確実に近づく方法
  • キャリアビルディングにおける「アート」と「サイエンス」
  • T型スキル?T型人材?
  • 上位10%戦略
  • サラリーマンとしてのキャリアの作り方
写真:カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 / 村上佳代

カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 / 村上 佳代(むらかみ かよ)
非Web担当者のための選択授業

プロフィール

現在は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社、TSUTAYA事業本部にて加盟企業、店舗向けのB2BサイトのWebマーケティングディレクター職を担当。異動前は、ツタヤオンラインの編成本部のWebマーケティングマネージャーとして、KPI策定を伴う目標管理関連業務構築を実施。(07年~現職) 前職は、ネットイヤーグループ株式会社でWebマーケティングコンサルタントとして、数多くの大手企業のWebマーケティングを支援(01年~07年)起業の経験もあり、PS2ソフトの企画や教育ソフト、「ホームページ」など含むデジタルコンテンツ制作会社を設立し、企画・制作・ディレクション業務全般に携わってた。(96年~01年)MBA大学院生として、グロービス経営大学院にも通う。

09年から人気漫画「Webマーケッター瞳 シーズン1」の原案と監修が始まり、今年4月「マンガでわかるWebマーケティング~Webマーケッター瞳の挑戦!~」出版。同シリーズの「Webマーケッター瞳 シーズン2」も現在、月1好評連載中。

授業内容

キャリアを考えよう ~職種を拡げる≒自分を拡げる~

Webのスペシャリティの皆さまへ

1時間の枠の中で、講義とワークショップを行います。
職種は異なれど、誰もが将来を見据えて生き方を考えることができるような講義を目指します。

Webマーケッターはこれからどうなるのか?(講義中心)
  • 夢の実現とキャリアプラン
  • これまでの市場価値と現在、今後
  • 中途採用で成功する5つの条件
  • 人脈づくりと情報交換
スパイダーチャートで考える自分のキャリア(ワーク中心)
  • 今の自分がやっていることを自分で評価する
  • 今のままいくか、変えるか、だったら何を変えるのか?
  • ゴールを決める
  • ゴールの達成のためにどうするか
  • さて、達成できそう??

1時間しか無いため、なるべく講義と皆さんのワークのための時間に使いたいと思います。
講師の紹介はほぼ「全面的に省く」予定です。

参考までに。
私という人は、起業経験があって、ネット黎明期のベンチャーでWebマーケティングのコンサルをやっていて、現在は大手企業のWebディレクター。
その傍らで本も書いてて、MBAの大学院に通い経営戦略とファイナンスを学ぶ、2011年のWeb人賞を受賞した者です。

作品としては、連載中の「Webマーケッター瞳 シーズン2」の第5話が8末にアップされたばかりです。すぐに読み終わるので、軽くみておいて頂けたらと思います。
特に今回のシーズン2は組織体制の中での「Webに携わる人間の価値の発揮しこどろ」を描いています。
同じ職種では無いと思いますが、自分に置き換えてイメージすることで分の「幅」を拡げるきっかけになると思います。
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2011/08/31/10778

当日は、いつもの自分がやっていることから、少し、距離を置き、違う高さから、要は視座を拡げて、客観的に自分の自分のキャリアを一緒に考えてみましょう。

事前にFacebookおよびTwitterでの質問も受付もいたします。
非公開ページを専用に作るので、「村上佳代」を検索してもらい友達申請 と同時にWebSig受けますと言って頂ければ、当該イベントページに招待 させて頂きます。
事前にあっためておきましょう!!

それでは、どうぞよろしくお願いいたします。

社会

写真:荒井尚英(あらいなおひで)

(株)パンアジア・パートナーズ
元(株)アイ・エム・ジェイ取締役 / 荒井 尚英(あらい なおひで)
共通授業:社会

プロフィール

1963年、新潟県生まれ。

中学生の頃からアマチュア無線で世界中と交信、80年代にはパソコン通信を開始し、ネット系コミュニケーション一筋30ウン年。

1986年「株式会社リクルート入社」。1992年からインターネット&情報編集の研究機関にて、ネット事業の立案・立ち上げ・事業運営を行う傍ら、JAGDA(日本グラフィックデザイナー協会)の一員としてUI・IAの普及活動も行う。

Arthur Andersen L.L.P.(Los Angeles)勤務を経て、「株式会社アイ・エム・ジェイ」の取締役に就任。WEB構築事業担当で発注側と受託側双方を経験する。アックゼロヨン・アワード審査委員長等も歴任。

2008年「株式会社パンアジアパートナーズ」をシンガポール・上海・東京で創業、コンサルティング&ファンド事業を展開しアジア各国を飛び回る。

授業内容

『キミたちはどう生きるか』

社会の授業のテーマは"これからの社会を考えぬく"です。

題名は『君たちはどう生きるか』は吉野源三郎が昭和12年に書いた少年向けの本からいただきました。明らかな時代の変局点で通底するものがあります。

授業では一旦、我々の置かれた環境を概観します。

  • 日本の財政状態や年金等、個々人関係してくる経済状況の確認
  • 明らかな世代間ギャップの話。(イイ時代に発生したイイ話を聞いて感動している場合ではないと言う話と、何故そうなのかについて)
  • 震災でキミは何を見たのか?

 

で、『君たちはどう生きるか』

「国」「組織(企業等)」「個人」はヒエラルキーの関係ではなく、水平展開する世界に生きることになる。グローバリルズムの正体と私達の生き方。

日本はキミではないし、組織(企業)もキミではない。キミはキミの人生を創るしかない。

『不安を抱きしめ、自分の中に光明を見出し、仲間と連帯せよ』 連帯社会では"チャーミング"なヤツがモテるよw

ってなことを皆さんと小一時間考えてみたいと思っています。

 

p.s.

先だって皆さんが思ってること、不安・質問・雑感何でも事前にメッセージ頂けるとウレシイです。

naohide.arai@facebook.com までお気軽に。(授業で名前を出すことはしません)

匿名で送りたい場合は、事務局(1ds@websig247.jp)経由でもお気軽に。

合同授業

写真:和田 嘉弘(わだ よしひろ)

インテリジェントネット(株)COO / WebSig24/7代表 和田 嘉弘(わだ よしひろ)
ファシリテーター/カフェホスト

プロフィール

1998年筑波大学日本語・日本文化学類修了。2000年インテリジェントネット(株)にボードメンバーとして参画。
以来,大手企業を初めとする,コミュニケーションデザイン,コンサルティングから制作まで多数携わる。
2004年に業界団体WebSig24/7を立ち上げ,隔月で参加型の勉強会を主催。積極的にWebに関連するマーケットの発展寄与する活動を行っている。

写真:馮 富久(ふぉん とみひさ)

株式会社技術評論社クロスメディア事業部部長代理兼Web Site Expert編集長 / WebSigモデレーター 馮 富久(ふぉん とみひさ)
ファシリテーター/司会

プロフィール

1975年生まれ。横浜市出身。1999年4月株式会社技術評論社に入社。入社後から『Software Design』編集部に配属され,2004年1月に編集長へ就任。同2004年9月に『Web Site Expert』を立ち上げ,同誌編集長に就任,現在に至る。その後,2008年9月に設立したクロスメディア事業部に配属。現在,同セクションの責任者としてサイトのプロデュースに奔走中。また,IPAオープンソースデータベースワーキンググループ委員やアックゼロヨン・アワード2008他各賞審査員などを務める経験を持つ。

2011年9月10日(土)
デジタルハリウッド大学八王子制作スタジオ
(旧三本松小学校)

協力

リンクキット

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