授業概要と先生について 8月29日更新

共通授業(全コース共通)

全授業の前段として、今回のコンセプトである「Re-design:あたりまえになったWebを考えなおす」をテーマとした授業です。
「Webやインターネットの変遷」「技術の変遷(デバイスの進化)」「ユーザ体験の変化(コミュニケーション・ネットワーク)」といった点をふまえながら、今回の1日学校で学び考えていくポイントを整理し、午後の授業の理解度・体験を深めるための授業となります。

イベント参加方法

再設計の歴史としてのWeb

ネットの世界はドッグイヤーといわれますが、実際のところまったく真新しいアイデアはそれほど多くはなく、さまざまなアイデアが繰り返し試みられてはその多くが失敗し、時代の変化に応じて再設計され続けた歴史といえるでしょう。本授業ではHTML5やIPv6、クラウド・KVSといったWebとインターネットで繰り返された再設計の歴史を振り返るとともに、現在のWebを取り巻く環境変化で、設計段階での「あたりまえ」が通用しなくなった例を取り上げて、これから必要になるであろう再設計について展望します。

楠 正憲(くすのきまさのり)

Yahoo! JAPAN ID本部長

1977年3月1日 熊本生まれ。36歳。 1998年、インターネット総合研究所入社。2001年3月に神奈川大学経済学部経済学科卒業後、日本マイクロソフト株式会社(旧マイクロソフト)入社(2002年10月、Windows Server製品部Product Manager、政策企画本部 技術戦略部長、技術統括室 CTO補佐、技術標準部 部長などを歴任)、2011年12月に内閣官房 番号制度推進管理補佐官、2012年8月 政府CIO補佐官(現任)。 2012年7月に、ヤフー株式会社入社。技術調査室室長、2013年4月ID本部長(現任)。その他、九州大学 システム情報科学府、東京大学 情報理工学系研究科、新潟大学法学部などで非常勤講師として教鞭を執る。

Twitter: @masanork
Facebook: http://facebook.com/masanork



受託の未来コース

主に受託で開発を行うものづくりを扱います。
PC、フィーチャーフォン中心だったWeb制作だった時代、誤解を恐れずに言えば作ることが目的だった時代が長くあった時代から、あたりまえになったインターネット/Web時代ではどのような方向に取り扱うメディア、デバイス、デザイン、エンジニアリングなどを変化(Re-design)させていくのかを考えます。

イベント参加方法

クラウド登場で変化した受託案件と開発スタイルのRe-design~リソースの変化とテクノロジーの進化

クラウド登場以前と以後ではWeb制作会社およびシステムインテグレーターを取り巻く環境は大きく変わってきています。それに伴いカバーすべき役割の範囲、準備すべき体制、そして他者との関わり方など、大きく変化が求められています。

今後も変化が続く一方で、この流れにうまく乗り続けられるよう自分のシゴト(役割)を再定義できるとしたらどんな風になるでしょう?Web制作会社での技術チーム推進とディレクション経験、またクラウド事業企画・提案などの経験を踏まえて、受託開発の新しいあたりまえについて考えてみたいと思います。

後藤 和貴(ごとうかずたか)

アイレット株式会社 cloudpack事業部 エバンジェリスト

日本オラクルならびに米国Oracle Corporationにてデータベース関連製品のエンジニアとして活動後、ビジネス・アーキテクツでは技術チーム立ち上げから各種案件にてディレクション業務を経験後、取締役として経営にも参画。現在はアイレット株式会社にてAWSの構築/保守運用サービスcloudpackのエバンジェリスト、営業、ディレクター、企画など担当。コミュニティ活動などを通じてcloudpackの認知と共にAWS市場をさらに一段持ち上げる活動を実行中。

Twitter: @kaz_goto

未来へ繋ぐWeb系デザイン思考

スマートフォンの普及率が国内でも年々増え続けているだけでなく、テレビ、タブレット、電子書籍リーダーなど、パソコン以外で Web へ接続できるデバイスを使う生活があたりまえになりつつあります。Web アクセスの中心がパソコンという時代は終わり、利用者の Web アクセスの利用環境や文脈を決めつけることができなくなりました。

今まで通りパソコン向け Web サイトの作り方を続けていると、今後ますます多様化する利用シーンからかけ離れた存在になります。しかし、だからといって今まで培われた経験やノウハウがすべて通用しなくなるという意味ではありません。スクリーンサイズが変わり、使い勝手も様々ですが、Web であることには変わりないからです。

本講座では、Web の本質をおさらいしつつ、パソコンやスマートフォンといった特定のデバイスに捕われない Web サイト・アプリ設計の基礎を解説します。

長谷川 恭久(はせがわやすひさ)

フリーランス

デザインやコンサルティングを通じてWebの仕事に携わる活動家。自身のブログとポッドキャストではWebとデザインをキーワードに情報発信をしているだけでなく、各地でWebに関するさまざまなトピックで講演を行ったり、多数の雑誌で執筆に携わる。

Twitter: @yhassy
Facebook:https://www.facebook.com/yhassy

TVの世界をクリエイティブでRe-design~宇宙と未来のニューヒーローを生み出す現場、バスキュール

今年はテレビの放送の融合元年です。そのキーワードは「ダブルスクリーン、ソーシャル視聴」。 バスキュールはクリエイティブの力で、新しいテレビとネットのワクワクする体験構築にチャレンジしており、その仕事の最近の事例について共有したいと思います。

西村 真里子(にしむらまりこ)

株式会社バスキュール プロデューサー

IBM、アドビ、グルーポンでのエンジニア/マーケティング 経験を経て2011年より現職着任。スマートフォン上での ソーシャルネットワーキングを活用した自社サービスにて培ったノウハウや、国内外の先進事例、調査データを元 に現在ではテレビ×ソーシャル、ダブルスクリーンリアルタ イム視聴プロジェクトに注力。新たなデジタル体験を生み 出すテレビ視聴カルチャー作りを社内外の関係者と構 築している。 IBMエンジニア時代にグローバル検索システムプロジェクトにて特許取得、国際的なデジタルデザイン&テクノロジーイベントFITCカンファレンス審査員経 験、TEDxTOKYO yzスピーカー経験保有。

Twitter: @mariroom



サービスデザインの未来コース

既存ビジネス側からとインターネットビジネス側からの2軸でアプローチをします。
既存ビジネス側からのアプローチは、インターネット黎明期によく見られた置き換えのビジネスではなく、これまでのビジネスにどうあたりまえになったインターネット/Webを活用し、既存ビジネスを変化(Re-design)させていくのかを考えます。もう一方では、インターネットの技術があってこそ成立したビジネスを、どのようにあたりまえに対応していくのか、また、リアルにアプローチしているのかといった、変化(Re-design)を考えます。

イベント参加方法

ビッグデータ時代に考えるインターネットの重力の最大化~情報価値のRe-design

ビッグデータ時代とは、ソーシャル、モバイル、モノのインターネットが新たな情報発生源となり、クラウドにデータが保管され、ビッグデータとなってデータ分析が必要となる時代。現実社会をデータ発生装置とデータが覆っている状態です。生活の中にインターネットが溶け込み、インターネットに無限に溢れるコンテンツが重力となって、生活者の可処分時間を奪っています。

Webが単なる告知媒体でしかなかった時代は終わり、多くの企業にとってWebはビジネスにとってなくてはならないものになろうとしています。ビッグデータ時代に、企業に求められる価値とは何かを考えます。

大元 隆志(おおもとたかし)

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 ITビジネスアナリスト

10年以上に渡る通信事業者のインフラ設計、提案、企画経験を活かし、技術者視点、経営層視点、ユーザ視点の三つの包括的な視点からITが社会をどのように変えていくかを解説することを得意とするITビジネスアナリスト。

Twitter: @takashi_ohmoto
Facebook: http://www.facebook.com/takashi.ohmoto

新サービス“トレタ”が目指す、業務ツールの新しい「あたりまえ」

Webの新たなスタンダード「タブレット」と「クラウド」の普及は、これまでIT技術から最も縁遠かった飲食店の現場のオペレーションをも、ついに変革しようとしてます。そこで求められるのは、これまでのWebの常識にとらわれない新しい発想です。
今私たちに求められているのは、「今日の非常識は、明日の常識になる」という覚悟かもしれません。
業務系ツールを開発するベンダーやエンジニアに発想の転換を求める「新しい常識」とは、いったいどんなものなのでしょうか。
飲食店向けの新サービス「トレタ」のコンセプトをご紹介しながら、Webを活用したこれからの業務系ツールの新しい可能性を探っていきます。

中村 仁(なかむらひとし)

株式会社トレタ 代表取締役

1969年東京生まれ。 立教大学卒業後、パナソニック、オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパンを経て、00年に株式会社グレイスを設立し外食産業に参入。現在は「豚組」ほか5店舗を運営中。10年に株式会社FrogAppsを設立して食のSNS「ミイル」をリリースしたのち、13年に株式会社トレタを設立し、現在は飲食店向け新サービスの立ち上げ準備を進めている。 「ネットと飲食店の幸せな結婚」がテーマ。

Twitter: @hitoshi
Facebook: http://www.facebook.com/hitoshi.nakamura

スマホでタクシーをイノベーション!

102年目を迎えた超成熟サービスであるタクシー産業。実は、お客様とタクシーという2つの動いているものが出会うという、「リアルタイム・モバイル・マッチングサービス」でもあります。GPSの登場によりタクシーの位置がわかり、スマホの登場により お客様の位置がわかるようになった瞬間、「全国タクシー配車アプリ」が誕生する運命が始まったのです。更に、スマホにより運転手が情報を共有できる様になり、キッズタクシー、観光タクシーやケアタクシーという「付加価値タクシー」も進化しています。今後は、アプリによりタクシーを相乗りしたり、タクシー車内にパッドを車載して外国人観光客に観光案内したり、その応用は無限。スマホでタクシー、そしてモビリティをイノベーション!

川鍋 一朗(かわなべいちろう)

日本交通株式会社 代表取締役社長

1970年生まれ。1993年慶應義塾大学経済学部卒業。 1997年ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院にてMBA取得。同年9月マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパン入社。2000年6月日本交通株式会社に入社。2001年本業のハイヤー・タクシー業に特化する事業再編を実行。
2005年8月代表取締役社長に就任。三代目として高品質のサービスにこだわり、『黒タク』導入など改革を進め、現在19社と業務提携、日本交通グループとして約3,800台の国内最大手のハイヤー・タクシー会社を牽引。2009年5月には一般社団法人東京ハイヤー・タクシー協会の副会長に就任。2013年6月より一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会の副会長に就任して現在に至る。

Twitter: @IchiroKawanabe
Facebook: http://www.facebook.com/ichiro.kawanabe.7



個別授業

「広告」「Webサービス」「スマホ」など、特定のトピックにフォーカスし、あたりまえとは何かという視点でアプローチします。各業界・各テーマにおける第一人者をお呼びして、これまでの技術・トレンドとその先の未来についてお話いただきます。既存ビジネス側からとインターネットビジネス側からの2軸でアプローチをします。

イベント参加方法

あたりまえだった広告の終わりとコンテンツマーケティングのはじまり

「広告を作ってもシェアされず、ユーザーに届かないので、コンテンツを作れないか」という相談が年々増加しています。コンテンツ・マーケティング、ネイティブ広告など用語は様々ですが、従来の広告クリエイティブより、コンテンツの割合を大胆に増やしたものが求められています。それらの具体的なケーススタディ紹介と、作り方を解説します。

谷口 正人(たにぐちまさと)

LINE株式会社 広告事業部チーフプロデューサー

1972年滋賀生まれ。
横浜国立大学の建築学科を卒業後、建築業界には進まず、空手修行のため渡米、主にヌンチャクを学ぶ。空手のテキサス州大会と柔術の大会で優勝した後、帰国するもヌンチャクでは食えず、96年にいち早くネット業界に入る。
制作会社を経て外資系のIT系コンサル会社へ。当時日本で数少ないIA(情報設計)の専門家として、大手コマースサイトのリニューアルを多数担当後、ライブドアへ。現在はLINE株式会社にて、企業とのタイアップ広告企画を担当する。
一方で、運営する個人サイト「chakuwiki/借力」は累計4億2千万PVでベストブログ・オブ・イヤー賞(エンタメ部門)など受賞多数。

Twitter: @chakuriki
Facebook: https://www.facebook.com/masato.taniguchi.5

そのWebサービスは本当に「あたりまえ」だったのか?

いわゆるパカパカ携帯が主流だった頃。日本では未発売のiPhoneを電話だと言い張る写真を見て思いました。ダサい。しかし今やスマホとしてカマボコ板のような形であることは自明であります。このように時間と共にあたりまえが変わることはWebのサービスにおいても言えることでしょう。本授業では過去から現在を振り返りつつ、ちょっと先の未来のあたりまえになりそうなWebのサービス、制作行程、テクノロジー、文化、捉え方などを皆さんと一緒に考えていきます。

和田 裕介(わだゆうすけ)

株式会社ワディット 代表取締役
株式会社オモロキ 取締役兼最高技術責任者

1981年生まれ。Webアプリケーションエンジニア。
大学院卒業後に父親とワディットを立ち上げ、株式会社オモロキではCTOとしてWebアプリケーション開発を担当する。小粒なWebサービスをいくつも開発してきた。代表作はWeb音楽プレイヤーの「君のラジオ」。また、オモロキでは、人気お笑いサイト「ボケて」のシステム開発を務めている。
著書に『Webサービスのつくり方 ~「新しい」を生み出すための33のエッセイ』(技術評論社)がある。

Twitter: @yusukebe

スマホサービスにおけるあたりまえのデザイン

スマートフォンの普及によって変わりつつある日常。1年前には想像できなかった「あたりまえ」が現在のスマートフォンには存在します。
狼煙から始まり、ガラケーを駆使した時代から、いつの間にか見慣れてしまったスマートフォン。モバイルサービスの変化を追うと、その時代が浮き彫りになります。

  • ・モバイル回線の高速化
  • ・iPhoneの登場
  • ・多様に変化するAndroid
  • ・デバイス毎に進化するUIデザイン ...etc

そこで今回は、日々進化するスマホサービスについて、デザイン的な視点で「あたりまえ」の移り変わりを、皆さんと一緒に追っていき、その未来について考えたいと思います。

佐藤 洋介(さとうようすけ)

株式会社サイバーエージェント Ameba事業本部 コミュニティ部門 チーフクリエイティブディレクター

スマホブログ「Simplog」や、新感覚コミュニティ「きいてよ!ミルチョ」の立ち上げを行う他、主にスマートフォン向けのAmebaコミュニティサービスのUIデザインを手がける。現在はAmebaコミュニティサービスのデザイナーを統括し、クリエイティブ責任者として各スマホサービスのUIデザインを監修。 http://simplog.jp/top/16137

Twitter: @sugaar 

あたりまえになったWeb/インターネット時代の、デザイナーとデザインの可能性

Webサイトがあたりまえになり、ネットを使ったサービスがあたりまえになった今、Webサイトを作ることもあたりまえになりました。
そんな中、世間ではデザイン思考や、サービスデザイン、といったデザインをベースにした新しい概念が普及してきています。
または、なかばバズワード化したUXデザインという言葉も、その意味とは別に一人歩きしています。

Webデザインというスキルを持った我々にとって、世の中から求められていることはなんなのか、そして我々はこれからなにをデザインすべきなのか。 本セッションでは、このことを考えてみたいと思います。

セッション内容:
・はやり言葉の整理 ・そもそもデザインとはなにか ・これからデザイナーに求められることとデザインの可能性

長谷川 敦士(はせがわあつし)

株式会社コンセント 代表、Service Design Network 日本支部 代表

1973年山形県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(Ph.D.)。2002年株式会社コンセントを設立、代表取締役に就任。
著書に『IA100 ユーザーエクスペリエンスデザインのための情報アーキテクチャ設計(BNN新社)』、監訳書として『THIS IS SERVICE DESIGN THINKING. Basics - Tools - Cases (BNN新社)』などがある。 武蔵野美術大学、多摩美術大学。Service Design Network Japan Chapter代表。NPO人間中心設計推進機構理事。IAAJ主宰。

グローバルでも食いっぱぐれない、職能Re-mapping&Re-design

今後日本はキツイ、グローバル化だ、じゃ海外へ。ってのも短絡的かつ無茶な話で、オレは仕事だけに生きてるワケでも、住むところを決めているワケでもないから、意識高くイチイチそんなコト考えなくても良いな、と日々思うワケです。

一方で月の半分をいろんな諸外国を巡ってて思うのは、「世界共通言語的職能(仕事)って強ぇ~わ」って事。競争も激しいけど、プログラミングとか制作技能系などね。野球やサッカーもそうだけど、まずは腕前そのものが、英語などより重要ってのも当然で、デキル奴はどこ行っても即戦力ですよ。職能が世界で共通&通用するってことは、何となれば世界のどこかでは生きていけるってコトだから、さしあたり日本で生活・仕事しているにしても、まぁそれはイイコトなんではないでしょうか、精神衛生上も。

で、世界共通言語的職能でやってる人は、その世界水準(もしくは日本以外の一例でもOK)を知り、自分のレベル感や特徴を確認しつつ今後の方向性(自分の生きる道)を創ると、日本にいながらにしてグローバル対応が完了になると言う、素敵な展開があるわけです。
それって何故か、どういうことか、どうすれば良いかって話を下記の視点と背景を踏まえてお伝えしてみようと思います。

○視点
・Web開発におけるグローバリズムってことを、海外で働くとか、英語を学ぶとか、オフショア開発などの視点ではなく、「個々人の職能視点」で捉えて考えてみる。

○背景
・世界は薄まっている(平準化)。先進国の仕事が漏れ出して、世界がひとつの市場のようになってきている(オープンマーケット化、客も仲間もライバルも世界のどこかに)
・世界(新興国)では突然最先端など、飛び起し進化が勃発しまくり。新たな生態系、リバースイノベーションの嵐。むしろ日本全体がガラパゴスなので、外も中も知った上で職能を考えておく必要がありそう。

荒井 尚英(あらいなおひで)

株式会社 パンアジア・パートナーズ

1963年、新潟県生まれ。東北大学工学部卒業、早稲田大学ビジネススクール修了、東北大学大学院 工学研究科 技術社会システム専攻博士課程中退。
株式会社リクルートにて、インターネット事業の立案・立ち上げ・事業運営を行う傍ら、JAGDA(日本グラフィックデザイナー協会)の一員としてUI・IAの普及活動も行う。
Arthur Andersen L.L.P.(Los Angeles)のビジネスコンサルティング部門勤務を経て、株式会社アイ・エム・ジェイの取締役に就任。WEB構築事業担当で発注側と受託側双方を経験。
2008年、株式会社パンアジアパートナーズをシンガポール・上海・東京で創業。
アジア進出コンサルティング&ファンド事業を展開。
横浜とシンガポールに在住、月の半分以上をアジア、アフリカなど新興各国で仕事をする生活に突入済み。

Twitter: @naohidearai
Facebook: https://www.facebook.com/naohide.arai

ネットPRの常識・非常識~2001年から現在までのネットPRを取り巻く“あたりまえ”の変化

ITバブルが崩壊した直後の2001年に、世界で初めてのネットPRサービスとしてNews2uリリースが誕生した背景。そして“ネットPR”というキーワードがみなさんに認知されるようになるまで。20年に渡るネットでの経験をもとに、この間のインターネット環境やユーザーの変化、そしてオンラインマーケティングとネットPRの関係について解説します。

ゼロから市場を作ってきた経営者視点も交えながら、オンラインサービスを開発すること、そして提供し続けることの意味や難しさについてもお話します。

神原 弥生子(かんばらみなこ)

株式会社ニューズ・ツー・ユー 代表取締役

広島生まれ。1993年 学習院大学大学院修士課程修了。同年、ウェブサイト制作のカプス設立。黎明期のウェブ&ウェブ・マーケティングの企画/制作に携わる。2001年、企業の情報発信と情報流通を支援する目的で株式会社ニューズ・ツー・ユーを設立し、ネットPR支援サービス「News2uリリース」や国内初のニュースリリースポータル「News2u.net」を提供。2010年にネットPR発想のウェブソリューションを提供する株式会社パンセ設立。2012年には、米国にNews2u.incを設立し、グローバル向けにSocial Media Registry「Comfacts」の提供を開始。
著書『宣伝費をネット広報にまわせ』(共著)、『マーケティングとPRの実践ネット戦略』(監修)、『ウェブPR力』(監修)など。 minako’s blog http://blog.news2u.co.jp/

Twitter: @minako

ワークショップ

ワークショップは豪華2本立て!WebSig1日学校でお馴染みの佐藤好彦先生が実践的なコミュニケーション手法を楽しく教えてくれたり、今話題人気のゲーム!人狼ゲームがなんと!出張人狼を開催。WebSig1日学校版人狼を学校で体験してください。

イベント参加方法

想像と言葉とコミュニケーション~スパゲティ・キャンティーレバーを通じたコミュニケーションのリデザイン

WebSig1日学校では御馴染の佐藤好彦先生が2年ぶり3回目の出演。今回はゆったりプランでのワークショップを開催します。 スパゲティ・キャンティーレバーという、おそらく参加者のほとんどが経験したことのない課題を通じて、他人と物を作り上げていく際のコミュニケーション方法について体得することを目的としています。

【スパゲティ・キャンティーレバー】
キャンティーレバーは建築の用語で、片側だけを固定して、反対側は空中に浮いている梁などの構造を意味します。スパゲティ・キャンティーレバーは、アメリカのスタンフォード大学で開発されたワークショップの手法で、食材であるスパゲティの乾麺を使って、ペアでキャンティーレバーを作り、その長さを競います。正解のない問いに、ペアで協力して取り組むなかで、問題解決や他者とのコミュニケーションに対するヒントに出会える可能性を持っています。 ゲーム的な楽しさのあるワークショップですので、むずかしいことは考えずに、ゲーム的な感覚で力を合わせて想像力を伸ばして、コミュニケーションのリデザインに取り組んでみましょう!

佐藤 好彦(さとうよしひこ)

フリーランス/東京造形大学非常勤講師

WEBデザイナー、グラフィックデザイナー、東京造形大学非常勤講師。
PR会社勤務の後、1994年よりフリー。WEBなどのメディアのデザインやプランニング、コンサルティングを中心に、デザインやWEB制作技術関連の書籍や雑誌の執筆も手がけている。
2003年より7年間に渡って、『WebCreators』誌にて「WEBレイアウトのネタ帖」「WEBデザインアイデアラボ」を連載。著書に『デザインの教室 手を動かして学ぶデザイントレーニング』『デザインの授業 目で見て学ぶデザインの構成術』『ウェブサイト制作のワークフローと基礎技術』など。その他、共著多数。

株式会社人狼

株式会社人狼presents:出張人狼![WebSig1日学校版]~巷で噂のあの人気のゲームを学校で体験!

人狼とは、ヨーロッパで昔から遊ばれているパーティーゲームのひとつです。プレイヤーは、村人を喰い殺す『人狼チーム』と人狼を処刑する『村人チーム』に分かれ、『昼のターン』と『夜のターン』という世界で駆け引きをしながらゲームを楽しみます。
インターネットの普及により、このゲームへの注目度が高まり、ここ日本ではネットサービス業界関係者を中心に流行りはじめ、最近ではテレビ番組でも取り上げられるようになりました。
今回、株式会社人狼の全面協力のもと、WebSig1日学校内で「人狼」を楽しむことができます。休み時間や放課後で、クラスメイトたちとカードゲームを楽しんだあの感覚、WebSig1日学校でも体験してみませんか?

※参加方法
当日受付となります。13:00~16:30の間に、計4-5回程度実施する予定で、1回につき12名の参加者を募集します。参加申し込みは、当日受付後、専用の受付場所にて整理券をお受け取りください。

グループワーク

今回のWebSig1日学校の授業では、Webやインターネットがあたりまえになった(なりつつある)今、私たちのこれからにどういった変化があるかということを考えることをテーマにしています。

2011年のワールドカフェの模様

WebSig24/7

WebSig24/7presents:ワールドカフェ

テーマ:あたりまえになったWebは私たちの仕事にどのような変化をもたらすでしょうか?

「ビジネス」や「ものづくり」の環境も変化していくことが考えられる中、あたりまえになったWebは私たちの仕事にどのような変化をもたらすのか、をワールドカフェという対話手法を用いて考えたいと思います。

※参加方法
全員ご参加頂けます。

イベント参加方法