あたりまえになったインターネット/Webとはどういうことでしょうか。
いろいろな視点があると思いますが、今回は
1:だれもが、2:いつでも、3:どこでも、意識せずつかえるもの。
この3つがポイントと捉えます。
この3つを言い換えればこのようになります。
1:インターネットの一般化(普及率ではなく)
2:つながりっぱなしの世界
3:モバイルインターネット
もう少し噛み砕いてみたいと思います。
1の「インターネットの一般化」は皆さんもリアルな実感がすでにあるところでしょう。総務省発表データから見ると、平成23年末のインターネット利用者数は9,610万人、人口普及率は79.1%です。普及ではなく一般化としたのは“実際に使われるようになった”というところがポイントです。
2の「つながりっぱなしの世界」はインターネットにつながりっぱなしの状態です。もっといえば、自分で意識してつながった状態を切らなければつながった状態を切れなくなりました。
3の「モバイルインターネット」はスマートフォンの進化、そして、LTEなどの高速モバイルインターネットの台頭です。これは1の「だれもが」と2の「いつでも」を押し上げ、あたりまえを加速させています。また、今までのPCインターネットから私たちの生活、ビジネス、WebSigに参加されている人で多いWeb受託開発の姿も変えようとしています。
この3つの考え自体は新しいものではなく、ユビキタスという言葉でも聞き覚えがあるかと思います。あたりまえ以前はまだ想像だったことが、私たちの実感を伴った形でリアルに形になってきています。
そして、新しいあたりまえが遠くない未来でどんどん起こっていくと考えられます(それがあたりまえになるには、また一定の時間が必要なのですが)。
第4回目となるWebSig1日学校のテーマは、このような背景を受けて、「Re-design : あたりまえになったWebを考えなおす」としました。
あたりまえになったインターネット/Webが進む中、「ビジネス」、「ものづくり(主に受託の開発)」をどのように変化させていくのか(Re-design)について皆さんとサービスデザインの未来コース、受託の未来コースや個別授業、ワークショップなどを通して一緒に考えたいと思います。
WebSig1日学校では、明日から使えるTIPSやHow Toは扱いません。でも、もっと長く使える気づきがきっとあるはずです。
皆さんのご参加をお待ちしています。
2013年8月9日
WebSig1日学校実行委員長:和田 嘉弘
WebSig1日学校は今年で4年目を迎えます。過去のWebSig1日学校の風景はこちらからご覧頂けます。