2013年のWebSig1日学校に行くか?!行かざるか?!


みなさんこんにちは。WebSigモデレータのえふしん(@fshin2000)です。
WebSig1日学校に参加しようかなぁ?!と悩んでいる人に向けて、WebSig1日学校の魅力を紹介したいと思います。

Web制作者におけるCSS NiteやWordCamp、開発者におけるYAPCやPHPカンファレンスなどと違って、WebSig1日学校の主催内容って、ビジネスの話だったり、ディレクション的な話だったり、今後のWeb業界ってどう?!みたいな雲を手につかむような話が多いような印象かもしれません。

WebSig1日学校 授業一覧(別ウインドウで開きます)

それだけに必要性がイマイチ薄いような、もしくは土曜日も目の前にやることが沢山あって忙しいんだよ!と、参加に躊躇している人もいるのかもなぁ?!なんてのは思っていたりします。もちろん単純に休みたいというのも。

今年のはじめに、僕らが「WebSig」という名前について改めて議論していた時に、「2013年におけるWebってさ、もう言葉に特別な価値がないよね?!WebのSig(Webが好きなヤツラって意味)って、皆さんに対して訴求力ないと思いませんか?!」なんてことを言いました。2000年より前に、明らかにWebの世界もネット回線の帯域も狭かった頃、Webページが1ページ10万円以上で作っていた時代に比べて、Webの普及率は上がっているのに、何故かWeb業界は単価下落で先々を不安視しているという状況で、何やら先行きが不安という。でも、それってよく考えるとおかしいですよね?!確実に、生活の中でWebサイトの存在感は上がっていて、本当はワクワクしていなきゃいけないのに、何故か仕事の担い手が不安に思っているというのは、やっぱりおかしい話ですよ。

でも多分ですね。そういうのって、目先の見え方の問題だと思うんです。Webページというのは、配信にかかるコストは0円に限りなく近いです。ロリポップやさくらのレンサバを使えばサーバにかかるコストは月100円です。大量のWebページが存在する今、Webはうまく活用しないと、新たに生み出せる価値も0円に近い可能性も結構高いのです。昔は問い合わせを受けるのにかかっていたコストがWebに置き換わったからと喜んでいただけたかもしれませんが、すでにWebがあたりまえになっている以上、相対的に得られる価値は0円(あたりまえ)になっているのです。

皮肉なことにWebがあたりまえになった今だからこそ、全体のコストの中で、制作コストの人件費だけが突出して高く見えます。特に受託で働く方々は、日々の仕事なので、そこにお金がかかるのがあたりまえだろって思うでしょう。しかし、このギャップこそが制作単価の相場が下がっていく理由だと思います。クラウドソーシングなども含めて、単価がどんどん下がっていくのは、発注者側にとってWebページを作ることに費用対効果が見合うかわからないというリスクが高いからに他なりません。皮肉なことに「あたりまえのWeb」になったからこそ、Webページを作ることは「あたりまえのコスト」でしかない。だから、そこにかけるお金は極力、安くしたい。そうでなくて、もし、Webを作れば、自分達のビジネスがウハウハと儲かるのであれば、Webページにいくらお金をかけても回収できるので、お金をいくらかけてでも良い物を作りたいと思うハズなのです。

もしかしたら、Webの作り手は自分たちの役割定義を見直す必要もあるのかもしれません。今持っているWebの制作スキルを活用して、0円よりも高い価値を産むことにコミットメントしていく必要がある。それって、もしかしたら今持っているスキル、今後身に付けるスキルを活用して、自分たちの立ち位置やビジネスモデル自体を変化させていかないといけないのかもしれません。なんとなくこの先マズイよなぁという漠然とした現状を見て見ぬふりしても、実際世の中、自分たちに都合が良いように変わるなんてことはめったに無いと思います。

そんなことを考えて、それを皆さんそれぞれの視点で何かが見えるようになるんじゃないか?!と思って、今回、ご講演いただく方々の招待をさせていただいています。登壇いただく先生方は、さまざまな立場から、Webを活用して価値を生んでいる方々です。受託やサービスや、その他さまざまな視点をお持ちの豪華講師陣にお願いしています。

実は、代表の和田は、過去のWebSig1日学校のテーマとして、僕が抱いていた問題意識を、とっくに前のWebSig1日学校から言い続けていたみたいです。僕が同じことを言い出した時に、「それ新しくないじゃない?去年言ってたよ」という話になりました。それは凄く大切なことだと思います。つまり、和田が危機感を感じていたことが、実際に具体化してきた現れじゃないでしょうかね。僕は、僕の目線で思ったことを言っただけで、それが和田の考えていることに合致してきたのであれば、その考え方は多分、間違っていない可能性が高い。

もしそういう人が一人でも増えているのであれば、より実感を持って共有できると思います。すでに皆さん気がついていて、どうにかしようと動いている人がいればいるほど良いのです。

ここで書いた考え方は、イベント全体の設計の前提として組み込まれているので、是非、授業の選択は、皆さんの専門性にお任せして、お好みでお願いします。どの授業を選んでも損をしないように厳選させていただいておりますのでご安心ください。ですので、今のオススメは、「ゆったりプラン」という全ての授業に参加できるプランです。チケットの方もお求めやすい価格で、自由に授業やワークショップやWebSig1日博に参加いただけます。

ちなみに僕個人は開発者として、和田裕介(ゆーすけべー)氏の授業に注目しています。YAPCなどで見れるプログラマとしてのゆーすけべー氏ではなくて、デザイン思考を念頭に置いているクリエイターとしてのゆーすけべー氏に注目しています。

あと、WebSig1日博では、Googleストリートビュー自転車の体験イベントもあります。なにそれという人は、日経の記事をどうぞ。こちらについてはまた後日記事に書くと思いますが、マジで、これだけでも来る価値ありますよ!WebSig1日博やワークショップでは、授業に疲れた時に楽しめるイベントを用意して、休日のイベントだからこその企画もドシドシ用意しています!人狼の企画も用意していて、一緒に人狼、やりませんか?!

忙しいみなさんは、週末は、技術の勉強の時間が必要なんだ!スマホアプリの勉強をしてるから行けないよ!という人もいらっしゃるかもしれませんが、先を急ぎたいなら、急がば回れという言葉もあります。2013年のWebSigイベントの中でも、たった1日の大きなイベントです。WebSigモデレータと今後のWebについて考えるWebSig1日学校に是非参加していただいて、僕達が考えてきたことを一緒に共有してみませんか?!

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